2009年10月10日土曜日

キラキラ橘に折紙を見にピスタチオ


高校時代から敬愛する西田シャトナー氏が、折紙の個展を開くとの告知を氏のブログで知り見に行ってきた。

■西田シャトナーおりがみ展 22.5度の宇宙
http://the-world-of-225.seesaa.net/

会場は、曳舟キラキラ橘商店街のど真ん中。





写真は写りが良くないので、実際にシャトナーさんの折紙作品集を見てもらった方がいいです。

■西田シャトナー演劇研究所 Nishida Shatner's ORIGAMI WORKS
http://www.shatner.jp/origami%20arts/shatner's%20origami%20works.htm

シャトナーさんはギャラリーの一角で黙々と折紙を折っている。
下町の商店街の夕暮れの中、買い物袋を提げた叔母様方が
「見事なものね~、エイリアンですって。プレデターって何かしらね?ブチャラティ?石仮面?」
という会話が面白かった。


昨年度から一年間、TAを担当させていただいた授業で数回この場所を見学で訪れている。
授業の中でも、向島学会が支援してきたアートプロジェクト「墨東まち見世」に触れていて興味深かった内容の一つだ。
100日間のアートプロジェクトという長い開催期間は地域の生活にアーティストと作品が溶け込み、外部のお客さんにはリピーターになってもらうことを期待している。一過性の祭りで、みんながくたくたになって二度とやる事無く良い想い出になるよりも、普段よりもちょっと頑張ってるくらいの気持ちで、ゆるく持続的にまちが活性化しようとしているという。

僕も20日の「トリのマーク(通称)」の公演を観劇に再び訪れようかと思っている。まんまとリピーターにさせられているわけだ。
高校時代から「えんげきぶっく」で目にして、憧れていたトリのマーク(通称)は現在、古い薬屋さんをリノベーションした「カフェこぐま」を拠点にしている。「カフェこぐま」はまた向島学会や周辺地域の方々の拠点でもある。

■アート&カフェこぐま
http://ko-gu-ma.com/

自分にとって強く興味を惹いてきたヒトやモノ、風景が、いま向島に集中している。

僕は今回、6月以来4ヵ月振りに向島周辺を訪れた。老若男女が疾走する自転車に何度もぶつかりそうになりながら、ぶらぶらと気ままにまち歩きをして、キラキラ橘商店街に向かった。この短い期間にもまた空き地が生まれたり、小さな公園が整備されていたりすることに気づき、このまちの変化の早さと一方で、いわゆる下町的な変わらないものとの対比、部外者である僕にとってはそんな風景の展開の面白さに目がくらみそうになる。

いや、それは浅草で電気ブラン飲んだせいか。

0 件のコメント: