2009年12月27日日曜日

冬のつがる


この二年で野毛山住宅の姿も大きく変わった。
かつて在ったスターハウスの痕跡は無いけれど、明治時代からの緻密な石垣は未だに綺麗に残っている。もしかしたら灯篭なんかも残っているのかもしれない。

野毛山の石垣に触れ、急な坂を駆け上がって野毛山動物園へ。
年末、クリスマスを過ぎると野毛山動物園に行くという個人行事を高校時代から継続している。

あまり同意を得られないが、冬の動物園は良い。

「めっちゃ寒い~!」という一点だけでも、動物と心が通い合う気がする。

柳宗理による歩道橋とサイン。




今年もラクダのつがるさんに会えて良かった。

東京新聞:長生きしてね、つがるさん 野毛山動物園 国内最高齢ラクダが34歳に

2009年12月19日土曜日

LIKE 小原庄助さん

朝、母親の口ずさむうろ覚え会津磐梯山を聴きながら朝食。

「小原庄助さん
なんで身上つぶした
朝寝 朝酒 朝湯)が大好きで
それで身上つぶした
もっともだァ~ もっともだァ~」



朝から気分が良くないので、そそくさと大学へ向かうことにしたけれど、そもそも気が進まないので各駅停車でのんびりと向かうことに。
ぼんやりと高田文夫の「江戸前で笑いたい 」を読む。
江戸前で笑いたい―志ん生からビートたけしへ (中公文庫)

無邪気に人が人に惚れ込むその語り口調が快く、少し気分が良くなる。


「落語とは、人間の業の肯定である」


立川談志の有名なアフォリズム。こんなにも短く優しい言葉を書かれてしまったら、そりゃ惚れ込んで付いていく弟子の気持ちも分かるよなぁ、と思った時にふと顔を上げると綱島駅。
そういえば、団鬼六のエッセイで綱島が出てきたのがあったはず…。
業肯定スタイルで途中下車ぶらり。


10分後、僕は爺さんに囲まれて綱島温泉に入浴していた。


創業昭和21年という綱島温泉東京園。林のような中庭に面した明るい大広間の静けさと対照的に、浴場は沢山の爺さんが賑やかに入浴している。
一人静かに電気風呂に浸かっているお爺さんもいる。しかし、20分以上微動だにしなかった電気風呂お爺さんは、あれは大丈夫なんだろうかね。日課が充電?の爺さんなんだろうか。

底が見えない位の黒湯に鮮やかなタイル絵、天井はとても高いのに、女湯との仕切りはめちゃくちゃ低い。




健康な建築ってこういう事なんだろうか、きっとそうじゃないよなぁ。

地震なのか湯あたりなのか分からない感じで、研究室へ向かう。

朝寝、朝湯はしたけれど、まだ朝酒はしていない。
朝コークだ。

もちろん身上潰さない保証なんてないけれど。

2009年12月15日火曜日

アガってる?

こんにちわ。


「ねえ・・・、アガってる?」

「アガってねええよぉっ!!」



でお馴染みのUDATSUが正月に公演をやることになりました。

残念ながら僕は本公演に出演することは出来ません。(出演するとマジでうだつがあがらないことに、やっと気付きました。)


それはともかく、相変わらずくだら無さばかり志向する芝居をやりそうで羨ましいです。僕もいつか舞台上で逮捕されるような企画をやりたい・・・。


クリスマスも、正月にも脇目を振らないヤリたがりなUDATSUメンバーを良かったら観に来て下さい。





UDATSU第7回目。

オムニバスショートコント

『珍小芝居』



まだまだ正月気分を抜きたくない、


そんな貴方と私の儚くもくだらないショートコント


童心にかえって楽しんだ者勝ち 


あと魔王


ちんこしばい:江戸時代から明治初年まで行われた子ども芝居。
       別にエロいわけではない。



T タイムテーブル T
2010年1月7日(木)・8日(金)

7日(木)15:00/19:00
8日(金)14:00/18:00




Y やる場所 B

千本桜ホール
東急東横線 学芸大学駅西口 徒歩1分


C チケット料金 P

前売・当日共に2,000円


○ オリジナル割引 W

世の中に学生割引、レディースディなど数あれど
そんな無個性な割引でいいのであろうか、
いや良くない。
UDATSUバージン割引、
オバマとメル友割引、
サザエさんのEDのジャンケンで3連勝してきた割引、
「北島マヤ…恐ろしい子!!」割引などなど


なんでもOK!!


面白い割引を考えた各ステージ3名様


なんと10割引!!(要するに無料)


君の考えたオリジナル割引で楽しく観劇してみちゃ☆おう♪

当日受付にて、どんな割引かをお伝えください。
(当選者は劇中にて発表&キャッシュバック)


正月ボケキャスト
中野架奈
石戸サダヨシ(CONTROL)
内村智征(劇団リベラトリックス)
佐藤李発
安見謙一郎

松井Kはうだつがあがってしまったため、本公演の出演が出来なくなってしまいました。ご了承ください。

ざんねんな作・演出
安見謙一郎

たよれる製作協力
潮田塁(猫ノ手)




<前回の舞台写真>




2009年12月8日火曜日

口いっぱいのインド

図書館巡りで外出したので、ワタリウムに足をのばして手帳を買って、ついでにバラガン展を冷やかして、スターハウスを見に行って。



久しぶりに行った喫茶店で早速ちょこちょこ来年の予定を書いていたら、マスターからカルダモンを10粒程も貰った。カレーやチャイによく入っている香辛料。最近テレビで効能が紹介されて、一時は品切れだったそうだ。集中力が増すとかで、受験生の親御さんが買占めたりしたという。更にマスターみたいに勧めたがりの人が買占めに走るんだろうね。



カルダモンを噛みながら、帰路、ヴィヨンの妻を読了。舌が痺れたけれど、集中力は?。。

ヴィヨンの妻・桜桃・他八篇 (岩波文庫)

帰宅後は談志の芝浜を流し放しで。ここ2週間ほど、3日に一回のペースで繰り返しyoutubeで再生している。何度観ても飽きない膨大なディティールの芸。枕だと思っていたものが枕でなくて、既に本題に入っている導入からして、もうね、何度も観てしまう。
ちょっとアルコールが入って油断している時には圧倒されて、知らず涙が出る。



師走に合わせて、偶然に年末が舞台の作品を続けて観ていた。一年の短さを再確認。