2009年7月26日日曜日
JR奈良駅に転がる鹿の糞
西山文庫で目星をつけていた資料については昨日でほとんどチェックすることができた。コピーができないとかスキャンができないとか文句を言ったものの、そういった資料の大体が本来は非公表の資料であったり、公文書になる以前の検討段階の資料やエスキースのスケッチだった。本来であれば現存しない筈の幻の資料だ。同封されている書簡のやりとりから入手ルートも推定でき、つくづく凄さを感じてしまう。ひとまずこれらの幻の資料については現存していることがわかっただけでも良しとしておこう。
今日は、目を通した資料の内で重要そうな箇所の抜き書き。後半は個人的な好奇心を満たすために研究とは関係無い資料を漁って楽しみたい。昨日ちらと見ただけでもUR初期の市街地住宅の図面集やら、プレハブ住宅のカタログ的な報告書があり、結構おもしろそうだ。ソ連の建築や都市計画の書籍もそこかしこに点在していて、これもちょっと読んでみたい。
そういえば、あまりまち歩きをしていなかった。
2009年7月24日金曜日
著作権の底無し沼に奈良でひとりぐちる
ほかの多くの同業者たちにとってもそうであるかどうか、確かめたことはないが、少なくとも私にとっては歴史を組み立てる作業はいつでも<狩猟の気分>とでも呼ぶような軽い興奮を伴っているのはたしかだ、
「神殿か獄舎か」 長谷川尭
僕もまた、狩猟のために奈良にいる。
これまでの作業で見つけることのできなかった資料を狩るために、NPO西山卯三記念すまいまちづくり文庫にとりあえず来てみた。
事前の検索で目ぼしいタイトルの資料や図面の検討を既につけている。
あとは週末の限られた開館時間内で狩れるだけの獲物を狩るのみなのだけれど、現場についてから困ったことが一つ。一般の出版物を除き、西山卯三の収集した資料は全て西山文庫に知的財産権があるために、複写や撮影ができないのだ。
今回の滞在が、未収集の資料の捕獲を目的としているため、この目で見ておきながらリリースするしかない資料が莫大にあることが、とても辛い。よくよく考えれば西山先生の作成した資料であればいざ知らず、収集した資料にも権利が発生するのはややこしい話だ。団体や組織名義で発行した雑誌や資料であれば著作権は切れている筈であるけれど。うーん、仕方ない。どうしても欲しい図面は方眼紙に描き写すしかないのか。
しかし、自分が研究の為に収集した雑誌記事や文献の切り抜きのほぼ全て、いやそれ以上の分量が既に西山文庫に綺麗に青焼にして目次付きでスクラップ製本されていて、しかも西山先生自身によって注釈が入っているのを目の当たりにすると、西山先生の蓄積の凄みに萎縮してしまう。
あと二日、狩りは続く。午前中は鹿でも見に行こう。
2009年7月11日土曜日
自転車で伊勢まで走ったからメチャクチャ尻が痛くなる
2009年7月7日火曜日
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