2010年3月31日水曜日

cross street

伊勢佐木町をぶらぶらしていたら、駐車場だった場所にいつの間にか建物が。



伊勢佐木倶楽部「CROSS STREET」は、若いアーティストの夢をかなえる発表の場。
「コンサート」「各種教室」「ギャラリー」「上映会」「寄席」「発表会」etc...
モール沿いは総ガラス張りで、ショッピングをお楽しみの全てのお客様が観客です。
貴方の夢のスタート地点、それが伊勢佐木倶楽部「CROSS STREET」です。

「CROSS STREET」名付け親は「ゆず」


(引用、CG画像出典:横浜 伊勢佐木町商店街

まちなかのギャラリーとして使えたら楽しそう。

けれど、劇場やコンサート、寄席にはどうなんだろう。
いくらガラスによってオープンになっていても、ストリートでのパフォーマンスよりは屋根とガラスで空間が制限されている分だけ、お客さんの入りがプレッシャーになりそう。外から眺める分には楽しいけれど、一つ屋根の下で関係を持ちたくないという微妙な距離感を感じることもありそうな。。。空間的には閉鎖的な寄席や劇場と比較すると、商店街の人々の動きや音が、観客と演者の親密な関係を壊すこともあるかもしれない。かつての横浜21世紀座(a.k.aかながわドームシアター)では、街の音が芝居をぶち壊してしまったという失敗の前例が思い出される。逆に、街中の特異点だという条件を上手く生かせばテント芝居のような試みも可能そうだ。

そう考えてみると、外観はテントのようでもある。なるほど、これは白テントなのか。


大きな地図で見る
テント芝居ならイセザキモールに対して開く以上に、裏側の親不孝通りを如何に見せるか工夫できると面白そう。と、勝手に思った。

2010年3月23日火曜日

東京朝鮮中高級学校 文化会館





1971年竣工(東京朝鮮中高級学校のサイトに拠る)。思っていたよりは古くもない。
図書館行ったついでに調べたりしていたけれど、文献が見つからず、たまに立ち寄ると脇の十条公園から眺めて想像するだけ。
ゆったり折半構造を満喫できる公園だ。

道路に面したキャンチ部分とか、どんな風になっているんだろう。倉庫か搬出入口だろうか。


上記2点 写真出典:東京朝鮮中高級学校 沿革概要
http://www.t-korean.ed.jp/sub6.html

春、歩く。

保村大和の一人芝居「エドマンド・キーン」をみてきた。


僕が高校で演劇部に入りたての頃に観た芝居が西田シャトナー×保村大和「超一人芝居マクベス」だった。

まだグローブ座がジャニーズ傘下になる以前だった。演技“力”とはこういうものか、と打ちのめされて、友人を連れていったのに帰路は終始無口だったのを覚えている。終演後に買った「超一人芝居Believe」のVHS(!!?)は、高校時代を通して何度も観た。全セリフが印刷されたポスター型のパンフレットは、大学に入っても部屋に貼られっぱなしだった。つまり、勝手だが結構、思い入れがあるのだ。

今作「エドマンド・キーン」。またパワーに打ちのめされた。
たった一人で、孤独にものをつくり込んでいくなんて僕は耐えられないだろう。それも笑いやネタのような逃げ場も無いひたすら重厚な作品世界。凄まじかった。
衣装も、舞台装置もキーンの生涯を描いている。音響では芝居の盛り上がりに合わせたクラシックの挿入にも見事に心掴まれた。

今回は友人を前にしても無口にならないように、だけれど余韻は自分の中だけで消化できるように。その後の会話は取り留めなく多幸感の中で旋回していた。

ところで、桜が咲いてるそうな。

---
金延幸子 時にまかせて

---

芝居を観る前に、天気が良かったから富士見ヶ丘に足をのばして、前々から気になっていた「NHK富士見ヶ丘クラブハウス」を見にいった。金延幸子のみ空を聴きつつ。



NHK富士見ヶ丘クラブハウスについては以下を読んで興味を持っていた。
“wikipedia”
NHK富士見ヶ丘クラブハウス
http://ja.wikipedia.org/wiki/NHK%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E8%A6%8B%E3%83%B6%E4%B8%98%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9

“すぎなみ学倶楽部”
富士見ヶ丘クラブハウス
http://www.suginamigaku.org/content_disp.php?c=476625dfcf1e5&n=3

“OPEN-G日記”
現況レポート。「NHK富士見ヶ丘クラブハウス(設計/前川國男)」〜その1
http://www.open-g.net/weblog/2009/04/nhk.html
現況レポート。「NHK富士見ヶ丘クラブハウス(設計/前川國男)」〜その2
http://www.open-g.net/weblog/2009/04/nhk_1.html

ちなみに
戦後、前川はNHKの2つの社宅を設計している。NHK第2池ノ上寮(昭和30年)とNHK羽沢寮(昭和32年)である。
*奇跡の団地阿佐ヶ谷住宅より

とあり、この頃の前川國男はNHK関連の仕事を連続してやっているようだ。
同時代の丹下健三自邸(1953年)、久我山の家(1954年)よりは、軒も厚そうでどっしり力強い印象。

あ、パークシティ浜田山で久米権九郎のクラブハウスも見れば良かった!?

2010年3月13日土曜日

Ilha Formosa

台湾行ってきた。
僕が修士論文の執筆と、その日の飯をどこで食うか位しか考えられなかった期間に、航空券を取ったり現地の友人に声掛けしたりしてくれた後輩達のおかげである。



写真はこんなんばっか。寒かったし、天気は安定しないし、ずっと歩いてて止まりたくなかったしで、ぶれぶれだったり、色が飛んでたり。ヘタクソな事は反省するけど、後悔することも無い。

卒業旅行は結局、学部も修士も台湾だった。不満の欠片も無い。歓迎してくれる友人がいて、旨い飯食って煙草と酒を一緒に飲んで、これを幸せと言わないでなんて言えば良い!!
写真のぶれから、想像力と記憶力で、この旅を忘れないようにするしかあるまい。

――
wayne!ありがとう。ついでに皆にもありがとうと訳してあげて欲しい。あと、卒業設計はなるべく製図室でやった方が良いよって。

2010年3月5日金曜日

「愛のクラブはクラブ愛~
  愛に玉子でオーギョーチイ~」
と口ずさみながら、上野からぶらぶら谷中へ。

オーギョーチイにワインをぶっかけた「チーワイン」を食す。旨い。

口直しにカヤバコーヒーへ。




こういう黄色は嫌いじゃない。