先日、UR都市住宅技術研究所の特別公開に行ってきた。
当初の目的としては、「地震体験をしてみたいぞー」というのと、晴海アパートの円筒型の階段室が見られれば良かった。
↑これは晴海アパートじゃないけれど、公団以前の公営アパートの階段室。
それが、
5年後には、こういう風になったのだった。それが確認できたので、取りあえずOK。
それ以上は、ここでは深追いしない。
歴史館では数年ぶりに晴海・阿佐ヶ谷・清砂通りアパートの模型を見つけて懐かしく思う。
そして、同じく歴史館に移築保存されている多摩平テラスハウスが、僕が小さい頃に住んでいたテラスハウスと全く同型だということに気づいて、妙に懐かしい思いにも囚われた。
玄関からも直接、風呂場に入れるから汚れまくった子供も親父もお袋も、風呂に直行できるというやつ。(本来は、泥つきの野菜を洗ったりする為だとか)
かつて、賃貸にも関わらず、どの辺りの壁をぶち抜いて棚板を渡していたとか、どこにテーブルを作っていたとか、うちの両親の若気の至りともいえる改造の様との違いが色々と思い出される。
ちなみに、以前に親孝行プレイ的に聞き出してレポートのネタにしたテラスハウス改造の変遷はこのような感じ。
しかし、幼児期の記憶に残る空間と、いま感じる空間にはこれ程まで差があるのか。
あの頃は何もない6畳間が、何でもできるくらいに広かった。
2010年5月26日水曜日
2010年5月17日月曜日
ルーテル
ルーテル学院(日本ルーテル神学大学)へ。
チャペルのガラスは、普通の網入りガラスに砕いて角を取ったガラス片を貼り付けただけ。
それだけのことで、点描のように光のグラデーションを作っている。
それも、そのガラス片の大きさや色まで一つ一つの位置がちゃんと選ばれているようで、元は市販のガラスであっても、その一枚一枚に神経を注ぐ力に感服。
もう一つ、興味を引いたのはこのルーテル学院には学生寮が、本館内部に組み込まれていること。
寮の個室がどのようになっているかは分からないけれど、ホテルを除けば複数の居住空間がある村野建築は珍しい。
荒々しく厳かな外壁の村野藤吾の窓に、学生達によって思い思い色とりどりのカーテンや洗濯物が翻る姿が印象的だった。
チャペルのガラスは、普通の網入りガラスに砕いて角を取ったガラス片を貼り付けただけ。
それだけのことで、点描のように光のグラデーションを作っている。
それも、そのガラス片の大きさや色まで一つ一つの位置がちゃんと選ばれているようで、元は市販のガラスであっても、その一枚一枚に神経を注ぐ力に感服。
もう一つ、興味を引いたのはこのルーテル学院には学生寮が、本館内部に組み込まれていること。
寮の個室がどのようになっているかは分からないけれど、ホテルを除けば複数の居住空間がある村野建築は珍しい。
荒々しく厳かな外壁の村野藤吾の窓に、学生達によって思い思い色とりどりのカーテンや洗濯物が翻る姿が印象的だった。
2010年5月8日土曜日
ちょっと、ラビリンスに。
ラビリンスを見つけた。まさか作品名そのままだとは思わず、せめて杉並やら下井草とか付いてると思っていた。
ラビリンスについては、雑誌で図面や竣工当時の写真を見ていた時には全く良い印象を持っていなかった。
けれども実際に訪れてみると、想像以上に楽しい。
中心のオープンスペースがラビリンスの住人にどう受け止められているかは分からないけれど(それは恐らく、いろいろな言説で設計意図だとされているようなコミュニティの場ではありえないだろう)、住宅地の中にこんな通り抜けの道があると面白いし、それがたとえ通り抜けて行く十数秒だけの憩いだとしても、地域の中で価値あるものだと思わされるものだった。
【参照】
東西アスファルト事業協同組合講演会
建築は場に共震する
http://www.tozai-as.or.jp/mytech/91/91_hayakawa04.html
実際はわざわざ通り抜けて行くような人なんていないのかもしれないけれど。
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