横浜トリエンナーレに行った際に行くことができなかった黄金町バザールへサイクリング。
京急線の日ノ出町駅から黄金町駅にかけてのガード下は、かつて特殊飲食店が建ち並んでいた地域。現在も建物の多くは残っているけれど、その多くはもはや営業はしていない。
2005年の横浜開港150周年の頃に、集中的に浄化、摘発が行われ、空き店舗の一部はバーになったりアーティストのスタジオになったり。
黄金町バザールは京急線のガード下の空間にスタジオを建設し、アーティスト、ショップが入居して行われるイベント。
「日の出スタジオ」と「黄金スタジオ」の2つのスタジオが建設されていて、「日の出スタジオ」は横浜国立大学大学院の学生と教授の飯田善彦の設計。「黄金スタジオ」は神奈川大学工学部の学生と「みかんぐみ」の曽我部昌史の設計。
黄金町バザールと、黄金町周辺の再生への取組みの大まかな経緯は以下。
・ヨコハマ経済新聞
「黄金町バザール」から広がるまちづくり <br />地元住民、大学、横浜市が目指す街のルネッサンス(2008-11-01)
かつての風俗エリアも今は昔… <br />再生へ向け動き始めた黄金町の「現在」(2006-12-06)
いまでも、警察が24時間の巡回を行っているし、看板がそのままの特殊飲食店が軒を連ねているのを見ると、少し複雑な気持ちにもなります。アートによって、地域のイメージアップはここ数年で大幅に進んだ感覚は強く持ちます。
けれど、このまま撲滅を進めた結果、地域の負の記憶を消し去ってしまっては欲しくない。いつか、この負の記憶を笑い、アートや遺産として昇華できる街であって欲しいと願います。
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