ルーテル学院(日本ルーテル神学大学)へ。
チャペルのガラスは、普通の網入りガラスに砕いて角を取ったガラス片を貼り付けただけ。
それだけのことで、点描のように光のグラデーションを作っている。
それも、そのガラス片の大きさや色まで一つ一つの位置がちゃんと選ばれているようで、元は市販のガラスであっても、その一枚一枚に神経を注ぐ力に感服。
もう一つ、興味を引いたのはこのルーテル学院には学生寮が、本館内部に組み込まれていること。
寮の個室がどのようになっているかは分からないけれど、ホテルを除けば複数の居住空間がある村野建築は珍しい。
荒々しく厳かな外壁の村野藤吾の窓に、学生達によって思い思い色とりどりのカーテンや洗濯物が翻る姿が印象的だった。
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