2008年8月12日火曜日

百万円とゾンビ・ゾンビ・ゾンビ


先週のとある朝、渋谷にて「百万円と苦虫女」を。
監督であるタナダユキが蒼井優にアテガキした脚本というだけあって、蒼井優が良い。そんでもって森山未来も良い。
随所で共感できる感覚というのはあるけれど、学ぶところは少なかった気がする。ま、それでも良いのだ。こういう映画は空気感さえ良ければ良い。

そして、先週くらいから時間をかけてゾンビ映画を見ている。
「今年の夏はホラー好きになってみる」がコンセプトである。まったく怖いものが苦手なんだけれど、少しは免疫をつけておこうと思ったのだ。
手始めとしてジョージ・A・ロメロの「The Night of Living Dead」「Dawn of the Dead」「Day of the Dead」の通称「リビングデッド・サーガ」から。

B級映画からなら、怖がりの僕でもなんとかなるだろうと思ったわけだが、やっぱり怖かった。ゾンビ自体は怖くなくて、むしろ微笑ましいのだけれどロメロのゾンビ映画で言及されることの多い社会風刺的な描写が不気味だ。
「Dawn of the Dead」は、映画好きな社会学者や建築学者が好んで採り上げる映画なので見ておいても良い。実際にショッピングセンターに群がるゾンビは不気味。「Dawn of the Dead」の公開された1978年の10年以上前にアーキグラムやメタボリズムが活動を始め、1970年の初頭には彼らの活動は終わってしまっている。

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